夏を下る | 酒とホラの日々。

夏を下る

夏の夕日

今年もすでに8月の中盤。この夏は梅雨明けが遅かったせいか、本当に耐え難いような暑さのピークも短く、夏もすでに下り坂に入ってきたような気がします。
 
もっともこれは東日本の感想であって、西日本の方はもっと早くから、そして今もって充分に暑く、まだまだ夏まっただ中という感じなのでしょうが。
 
とはいえ、暑さの峠を越したようだとは言っても、まだまだ日のあるうちは暑くて、日に焼かれる街の中はソドムかゴモラかという辱暑のなかにあります。まあこんなことも夏の風情の一部なのかもしれません。おかげで夕方からの冷えた酒がうまいわけですから。
 
ああ、これが焼かれるほどのやっかいな業というわけではありますまいが。
 
     業深き都市の灼かれる夏陽かな