一雨ごとに季節も進展 | 酒とホラの日々。

一雨ごとに季節も進展

bannshuu

11月24日
三連休の最終日は曇り。午前は家で庭の手入れを行う。渋茶に変わった木の葉も落ちて地に還ると、季節はもう冬に至ったという感が強い。
   裸木を透く風寒し秋の末

11月25日
深い地の色に染まった木立にしとしとと冬の雨が降る。日中は気温も上がらない。
   冬隣 落ち葉を濡らす氷雨かな

11月26日
今日も終日冷たい雨。行き交う人の眺めも一気に冬めいた。色づいた木の葉も皆地面に貼りついた。
   音もなく秋幕引きぬ雨の下
 
11月27日
久々に朝日が顔を出した。氷雨が去って今日は気温も上がってくるらしい。冬の入り前にほんの一息。
   小春日の期待をこめて空仰ぐ

11月28日
日の出はますます遅くなり、起床時はもとより家を出るころにもどうかというくらいである。内勤者はしばし日の光のない世界の住人となる。
   勤めの背遅い朝日が追い掛ける