秋が深まり朝夕の冷え込みが身にしみる | 酒とホラの日々。

秋が深まり朝夕の冷え込みが身にしみる

秋木立

10月20日
日に日に昼が短く光は弱くなっていく。朝は早く帰りは日暮れ後の勤めの身にはなおさら陽光がいとおしい。
    露冷えてありがたきかな日の光


10月21日
雨の朝。濡れ落ち葉が地べたに張りついている。風情をどうこう言うよりもあとの掃除が面倒そうだ。
   紅葉も一雨ごとに染まりゆく


10月22日
起床後降りだした雨は終日、さらに明日も、ずっと降り続くようだ。色づいた葉が誰にも手を付けられず地面に貼りつきただ積もっていく。
   地を染めて長い雨降る秋木立


10月22日
まだ10月ながら今日は12月上旬並みの寒さだそうで、秋冬物の上着を着て出勤。今季初で去年より数日早い。
   秋服にくるまれて知る冬近し


10月23日
冷え込んだ朝。長雨が上がって朝日が射している。日の光を浴びて暖を得て、ようやくのろのろと活動を開始する、私はもはや変温動物に近いのか。
   日を浴びて巡り始める血と今日と